少年はコーラを風呂上りに一気で

生きていく上で、「フライドポテト」のポジションって、なんなんだろう。関係ないと言えるだろうか。「研究家」は、君にとってなんの意味があるんだろう。

気どりながら体操する家族と飛行機雲

山梨県甲府市は果物の郷と言われるくらい、果物の生産が行われている。
日本では珍しい海に面していない県で背の高い山に囲まれている。
それにより、漁業もできなければ、米の栽培もまったく盛んではない。
なので、山梨県を治めていたあの柳沢吉保がフルーツ栽培を推進したのだ。
他県よりも優れている何かが欲しかったのだろう。
山と山の間の水はけのよさと、山国ならではの寒暖の差はみずみずしい果物を生み出す。

息絶え絶えで泳ぐ兄弟とアスファルトの匂い
石田衣良さんという作家さんに出会ったのは、愛の部屋で。
愛がいない部屋というサブジェクトの短編が詰まった小説が彼女の部屋にあったから。
古里の宮城の愛ちゃんのお母さんが読んで、その後米や果物と共に送ってくれたらしい。
その時はそこまで名前の知れていなかった石田衣良さん。
愛ちゃんはいつもエッセイや経済、ファッション誌などは買う。
逆に、よく言うストーリーものは読む気がしないそうで、この本を私にくれるという。
愛ちゃんの母さんは何を考えながら、この本を手に取ったのだろうか。

具合悪そうに話す彼女と冷たい雨

太宰治の人間失格をラストまで読んで、葉ちゃんの感情も分かるかもしれないと思った。
主役の葉ちゃんは人だったら必ず持ち合わせている感覚を、大いに抱いている。
それを、自身の中だけに積み重ねないでお酒だったり女性だったりで発散させる。
物語の終盤で、飲み屋のマスターが、「葉ちゃんは飲んでも飲まなくてもいい子だよ」と言う。
その部分で、主役の葉ちゃんは要領がよくないんだと、いつも可哀そうになってしまう。

具合悪そうに泳ぐ父さんと僕
私は昔、正社員として多くの人に囲まれて仕事をしていた。
しかし、働き始めて4年くらいで仲間と共に何かするというのに向いていないと知った。
働く時間が長く、チームを組んで進めるので、どうしても噂話がしょっちゅう。
それを楽しめればじょうずになっていけるのかもしれない。
だけど、本人の自由では?としか思えないのだ。
厄介なことに、仕事のペースが遅い人に合わせるという我慢ができない、早い人についていけない。
普通は、努力が見られない!と感じるだろうが、母にはそういう運命だと言われた。

蒸し暑い金曜の早朝に窓から

さやかちゃんは見た感じだけではおっとりしているように見えるけれど、活動的な女友達。
愛しの旦那様と、2歳の賢治くんと、仲良し3人一家で、ドーナッツ屋さんの隣のマンションに住んでいる。
パートも育児もしっかり行い、忙しいけれど、時間の使い方は素晴らしい。
ちょっとでも暇を見つけると、今日会える?など絶対メールを入れてくれる。
私は頻繁にドーナッツを作って、さやかちゃんのうちにお呼ばれする。

笑顔で自転車をこぐ兄さんと冷たい雨
やりたいとは別に思っていなかったけれど、筋トレも多少でもしないとなとここ最近思う。
働く内容が異なるものになったからか、このごろ、体力仕事がめっちゃ少なくなり、体脂肪率がたいそう上がった。
それと、年齢も関係しているかもしれないが、腹にぜい肉がついてきて、たいそう自分でも見苦しいと思う。
わずかでも、意識しないとやばい。

前のめりで熱弁する友人と月夜

ビビアン・スーは、美人で賢い女性だ。
もう30代後半なんて、全然信じられない。
過去に見ていたテレビで、脳裏に焼き付いているのが、英語勉強中のビビアンが英語のインタビューにアンサーしていた部分。
まだまだ学習中らしかったけど、凄く一生懸命だった。
現在は英語も日本語も、しっかり話せるだろうとみている。
ビビアンの素晴らしさは計り知れないくらい深い。

目を閉じてお喋りする兄弟と季節はずれの雪
本を読むことは大好きなことの一つだけど全ての本に関して好きなわけではない。
わたしは、江國香織さんの作品にとても魅力を感じる。
もう何年も同じ本を読んでいるほどだ。
主人公の梨果は、8年同棲した恋人の健吾に別れを告げられてしまうが、その原因である華子と一緒に住むようになるという奇抜な物語だ。
とにかくラストは衝撃的で、大胆な形だととれるが、最後まで読んだうえで内容を思い出すと「確かに、そうなるかもしれないな」と思わされる。
そして、江國香織は言葉選びや登場させるミュージックや、物などセンス抜群。
ミリンダが登場するとミリンダが飲みたくなるように書いてあるし、べリンダ・カーライルや古内東子といったミュージシャンが出てくるとつられてCDをかけてしまう。
ワードチョイスの仕方が得意なのかもしれない。
それ以外にも、「ピンクグレープフルーツそっくりの月」なんてセンテンスがどこで生み出されるのだろう。
そんな表現力に魅力を感じて、夜中に何度も同じ江國香織の本を読んでしまう。
好きな作家さんの作品との夜更けの時間が夜更かしの発端なのだと感じる。

自信を持って泳ぐ先生と観光地

社内で出会ったお姉さんがいる。
今までに出会ったことのないような人で、彼女の話はいつも興味深かった。
それに加えて、彼女は資格マニアだということ。
ベビーシッターの免許、ネイリスト検定2級、通関士。
トイック800点、漢字検定準1級、そして、元キャビンアテンダント。
公認会計士までパスしていると噂。
さすがに公認会計士の件を友人に話したら、あなたの聞き間違いもあり得ると思う、など言われたけれど。
彼女は、30歳年上の上司と結婚し退職していった。

雨が上がった火曜の夜明けに微笑んで
行ったことはない、だけど、しかし、日が暮れての動物園は、夜に動く習性の動物がたいそう動いていて見ていておもしろいらしい。
知ってはいても、夜の動物園は見に行ったことがないけれど、娘がもうちょっと動物をこわがらないようになったら行ってみようと思う。
もうちょっとわかるようになったら、さぞ、子供もはしゃいでくれるだろうから。
ふだんの動物園と隔たりのある空間を自分も妻も少しは味わってみたい。

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